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次第書
「次第書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
次第書の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
其の代りに全快の上は筆耕を書いて戴きたい」 庄「有難いことで、唯薬を戴けば全快
次第書いて上げるのは無論でございますが、どうか頂戴したいものでございます」 忠....
「元禄十三年」より 著者:林不忘
もうできかかっているのだった。 四 立花出雲守の使者に渡すはずのお
次第書を、糸重は、こっそり懐中していた。 お
次第書は、追加の御沙汰といって、当....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
けであろう」 「ふむ、いかさますみ申したようであるが」 裸足の、二人の式部官が
次第書とつき合せてみると、もうお客はこれで終っている。きょうの御儀に日本綿布の外....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
小休み。そして同日中に還幸。――というのが、時の「護国寺供養記」に誌された“行幸
次第書き”だった。 供奉には、六衛府の公卿、近衛の騎馬、舎人、仕丁から、窪所の....
「世間師」より 著者:小栗風葉
いでくれるその男は銭占屋というのだ。銭占判断といって、六文銭で吉凶禍福を占うその
次第書を、駿河半紙二切り六枚綴の小本に刷って、それを町の盛場で一冊三銭に売るのだ....