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「次行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
次行の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「永日小品」より 著者:夏目漱石
の序文を見ろと云ってハムレットへつけた緒言《しょげん》を読まされた事がある。その
次行って面白かったと云うと、君日本へ帰ったら是非この本を紹介してくれと依頼された....
「明暗」より 著者:夏目漱石
」
宅で強請《ねだ》られるたんびに、この次この次といって逃げておきながら、その
次行く時には、つい買ってやるのを忘れるのが常のようになっていた彼は、例の調子で「....
「時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
ズ、甚ダ危険ニ付、心当リノ者ハ注意セラルルヨウ此段為念警告ス。 とあって、その
次行に「記」としるし、それから博士のいわゆる「十五年満期」の「長期性時限爆弾」を....
「千世子(三)」より 著者:宮本百合子
だそんなに感じを受けて居やしない、 何にしろ初めて会った人だからねえ。 この
次行く気んなったらまた一緒に行こうねえ。 肇は千世子の額と一風変った髪形を思....
「発明小僧」より 著者:海野十三
ルコトナク(僕はいささか焦げた方が好きです)、蒸焼シ得ルノミナラズ蒸焼ヲ二回ニ順
次行ウヲ以テ塩ノ浸滲ハ良好ニ行ワレ(とてもタマランです)、更ニ蓋ニ保温室ヲ設クル....
「人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
のは、教授の遺品として、一通の文書と油絵とが送られて来たからだった。 作者は、
次行にその全文を掲げて、この事件の発端を終りたいと思う。 ――一八八七年四月十....
「雪の透く袖」より 著者:鈴木鼓村
代、羽前の境である檜原峠を越えて、かの最上川の上流の綱木に出で、そして米沢まで旅
次行軍を続けたのであった。 時は十一月の中旬、東北地方は既に厳霜凄風に搏たれて....