欣喜雀躍[語句情報] » 欣喜雀躍

「欣喜雀躍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

欣喜雀躍の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
駈込み訴え」より 著者:太宰治
ていて、そうして神の国の福音とかいうものを、あの人から伝え聞いては、浅間しくも、欣喜雀躍《きんきじゃくやく》している。今にがっかりするのが、私にはわかっています....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
る『脳髄の大悪呪文』を焼き棄てる一本の燐寸棒に外ならなかったのだ。 諸君よ。欣喜雀躍せよ。勇敢に飛び上り、逆立ち、宙返りせよ。フォックストロット、ジダンダ、....
ツルゲーネフの生きかた」より 著者:宮本百合子
青年を「ニヒリスト・虚無主義者」という名で、批判したのであった。保守派、反対派は欣喜雀躍してツルゲーネフのそのよびかたを、それから適用するようになった。ツルゲー....
クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
くれる者はないだろうと思われるかも知れない。どの家にも祝福あれや! いかに精霊は欣喜雀躍したことぞ! いかにその胸幅を露き出しにして、大きな掌をひろげたことぞ!....
陳情書」より 著者:西尾正
内に委《まか》せる可《べ》く決って居りました。承託を受けると男は忽然《こつぜん》欣喜雀躍《きんきじゃくやく》として、弱い灯を受けつつ車体を横《よこた》えて客待ち....
わが寄席青春録」より 著者:正岡容
で、手紙をおくると彼女もまた現在の境涯のさびしさを訴えた返事をすぐにくれた。で、欣喜雀躍近寄って行くと彼女にははやその頃同じ社の校正記者の愛人があってすでに同棲....
三国志」より 著者:吉川英治
、かなえてつかわすがよい」 夫人のゆるしに、関羽もよろこび、周倉はなおのこと、欣喜雀躍して、 「ああ、有難い!」と、天日へさけんだほどだった。 だが、裴元紹....