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「欣舞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

欣舞の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
え、お待ち下されませ」 先刻京弥から見舞われた太股の疵の痛みを物ともしないで、欣舞《きんぷ》しながら非人姿の杉浦権之兵衛が立去りましたので、主水之介もまた直ち....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
判だと思って、いやに大束を決めだしたね。では、そろそろ出かけようか」 いうと、欣舞《きんぶ》足の踏みどころも知らないように喜び上がっている伝六を従えながら、京....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
はなく、否々それとは正反対に、喜び歌い、褒め讃え――すなわち何者かに帰依信仰し、欣舞しているのだということが、間もなく知れたからであった。 呪詛の声と思ったの....
三国志」より 著者:吉川英治
、わが策成れり」 と歓び勇んだ。 元来、玄徳は、よほどなことがあっても、そう欣舞雀躍はしない性である。時によると、うれしいのかうれしくないのか、侍側の者でも....