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欧亜
「欧亜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
欧亜の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戦雲を駆る女怪」より 著者:牧逸馬
れたんだろうと不思議に思っている。が、どの途《みち》、歓迎されて悪い気はしない。
欧亜雑種《ユウラシアン》の女富豪かつ天才的舞踊家として、マタ・アリが殿下に紹介さ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
多利亜生蕃篇《ゼ・アボリジンス・オヴ・ビクトリア》』巻二)といえる事体、蛇よりは
欧亜諸邦の毒竜の話に極めて似居る。例せばペルシアの古史賦『シャー・ナメー』に、勇....
「比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
を調べた学者の研究の結果によると、ある種の蚯蚓は、東は日本から海を越えて大陸に、
欧亜大陸を横断して西はスペインの果てまで広がり、さらに驚くべき事には大西洋を渡っ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、大層に言い立てたのであろうとある。 蛇と財宝 竜の条で書いた通り、
欧亜諸国で伏蔵すなわち財宝を匿《かく》した処にしばしば蛇が棲むより、竜や蛇が財宝....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
《たてがみ》を具うとあるもこれだ。紺青色の馬はあり得べからぬようだが、これはもと
欧亜諸国に広く行わるる白馬を尊ぶ風から出たらしい。白馬が尊ばるる理由は、多般だが....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ドンの飛行場。アームストロング・ウィットウァース機の車輪一度地をはなれれば、鵬翼
欧亜の空を駆り日本へと近付いてゆく。が、まず彼は事務所にいって、同乗の旅客表をし....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
一つの運命的な衝動を私たちの神経につたえて、午後九時十五分東京駅発下関行急行は、
欧亜連絡の国際列車だけに、ちょいと気取った威厳と荘重のうちにその車輪の廻転を開始....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
く邪気|勝《まさ》った獣故、盗人のために殺され怨《うら》んで祟るからという。無論
欧亜とも多く猫を魔物とするからかかる訳もあるが、盗品発見に特にこれを使うは、本《....
「魔都」より 著者:久生十蘭
ろ、時間でいえばちょうど午後五時ごろ、永田町内相官邸では内務外務両大臣、各次官、
欧亜局長、警保局長の六人が会議室の大テーブルを囲んで苦慮心痛の体である。いずれも....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
」)という本を刊行した。イルクーツクからトスムスクまでの千八百粁の見事な素描は、
欧亜をつなぐ茶の隊商の生活を知る唯一の文献だとされ、独逸地理学協会の紀行文庫へ収....
「世界の裏」より 著者:国枝史郎
訊いた。 「化物さ」これが上海通の返事であった。「上海の化物の一つさ」 全く、
欧亜の掃溜のような上海などには、十六堂会のような一国の警察権以上の勢力を持ってい....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
根強い根柢があったのだ。今にして思うと、三十年前に人種競争の止むを得ざる結果から
欧亜の大衝突の当然来るべきを切言した二葉亭の巨眼は推服すべきものであった。 明....
「東西相触れて」より 著者:新渡戸稲造
》鉄道で欧洲に行くものは何時《いつ》の間にこの小山脈を越えたか気づかぬ位である。
欧亜間の海に至っては五拾哩で、南路の広い所を迂回しても弐百哩位なもので、その間は....