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「欧化主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

欧化主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
派はドイツ風なる政府に反対したるか、はたしてしからばこれ国風の争いなり、いわゆる欧化主義においてはみな同一なりと言うべし。 この紛々たる時に至りて一の新論派は....
旅愁」より 著者:横光利一
本化の完成という順序は、これを短い時代の例としても、明治の初期から吹き流れて来た欧化主義の直写時代、大正の消化時代をへて、現在の日本化時代という、矢代らの呼吸し....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
や年かさの娘は、成上り華族で、家の召使たちにまで西洋風の仕着せをきせている極端な欧化主義者の娘篠原浜子。この浜子が、交際の自由だの社交の術だのを、放肆ととりちが....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
から系統を引いているこのイデオロギーは、明治初年から二十年代にかけてまず第一に「欧化主義」に対する反対運動の形で著しく現われた。次にそれは日清日露の役を著しい契....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
ぼると、人を悸えさせるような凄味を帯びて来るのは、実に偉いものだと感服した。時は欧化主義の全盛時代で、いわゆる文明開化の風が盛んに吹きまくっている。学校にかよう....
我が円朝研究」より 著者:正岡容
を悸《おび》えさせるような凄味を帯びてくるのは、じつに偉いものだと感服した。時は欧化主義の全盛時代でいわゆる文明開化の風が盛んに吹き捲っている。学校に通う生徒な....
四十年前」より 著者:内田魯庵
めがなく、真相は終に永久に葬むられてしまったが、歓楽極まって哀傷生ず、この風説が欧化主義に対する危惧と反感とを長じて終に伊井内閣を危うするの蟻穴となった。二相は....