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「歌合せ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

歌合せの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
猿飛佐助」より 著者:織田作之助
調法な忍術を授けられ、やがてこの術を以って真田幸村に仕えて間もなく、上田の城内の歌合せの会に出席して、はからずもその席上かつての小町娘今は奥方の侍女楓を見出した....
「草紙洗」を描いて」より 著者:上村松園
それを描いてみたのでした。 小町の“草紙洗”というのは、ご存じのとおり、宮中の歌合せに、大伴黒主が、とうてい小町には敵わないと思ったものですから、腹黒の黒主が....
謡曲と画題」より 著者:上村松園
の草紙洗小町の構図がすらすらと出来上ったのでした。 むかしむかし内裏の御殿で御歌合せの御会があったとき大伴黒主の相手に小野小町が選ばれました。 黒主は相手の....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
人いふめれど、たゝにやはとて、長嘯子《ちょうしょうし》のえらび玉《たま》へる諸虫歌合せの跡を追《おっ》て、恋のこゝろのざれ歌をのばへ侍《はべ》るに、兎角《とかく....
エタに対する圧迫の沿革」より 著者:喜田貞吉
或る者は、所謂エタ源流の一つをもなしたものであるが、その庭掃、すなわち掃除夫が、歌合せに於いて農人と相合せられているが如きは、以て当時の状勢を見るべきものであろ....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
のうちには、室町時代に至るまでも、相変らず法師姿でいたものが多い。「七十一番職人歌合せ」の絵を見ると、筆結・弦売・轆轤師・饅頭売・賽磨・甲細工・草履作・足駄作・....