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歌吹
「歌吹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
歌吹の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
、伊勢等より遊女多く入り込み、随って各種の祭事此時より盛んなり」 「とみに城下は
歌吹海となり、諸人昼夜の別無く芝居桟敷へ野郎子供を呼び、酒盛に追々遊女もつれ行き....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
》に緋羅紗《ひらしゃ》の帯が、いくつも朧《おぼろ》の雪洞《ぼんぼり》にうつって、
歌吹《かすい》の海に臙脂《べに》が流れて、お紺《こん》が泣けば貢《みつぐ》も泣く....
「上野」より 著者:永井荷風
衒ヒ客ヲ呼ブ。而シテ樹下ニ露牀ヲ設ケ花間ニ氈席ヲ展ベ、酒ヲ煖メ盃ヲ侑ム。遊人嘔唖
歌吹シ遅遅タル春日興ヲ追ヒ歓ヲ尽シテ、惟夕照ノ西ニ没シ鐘声ノ暮ヲ報ズルヲ恨ムノミ....
「三国志」より 著者:吉川英治
を忘れたことはないのです。十八の年まで、実の親も及ばないほど愛して下さいました。
歌吹音楽のほか、人なみの学問から女の諸芸、学び得ないことはなに一つありませんでし....