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止木
「止木〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
止木の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「とむらい機関車」より 著者:大阪圭吉
木の四頭釘――これはカーブに於ける線路の匐進を防ぐために、軌条に接して枕木の上へ
止木を固定させる頑固な釘なんですが、その頭は、どの
止木のそれもそうである様に、普....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
も留山というものは立て置かれてある。しかし、それ以外の明山にも、この山中には御停
止木ととなえて、伐採を禁じられて来た無数の樹木のあるのは、恐れながら庶民を子とす....
「餌」より 著者:宮本百合子
を代えてやろうとして見ると、思いもかけない雄の鮮やかな紅葉色の小さい体が、淋しく
止木の下に落ちて居たのである。 艷やかな羽毛の紅色は褪せず、嘴さえルビーを刻ん....
「二十三番地」より 著者:宮本百合子
びついたり、垣根を越そうとしたりして、疲れて両方がヘトヘトになった時分漸う鳥屋の
止木に納まるのである。 その頃には鳥は大切明き盲になってからの事である。その何....
「お久美さんと其の周囲」より 著者:宮本百合子
まくり上げた丈夫らしい腕に一杯洗物を引っかけて手早く一つ一つ繩のより目に挾んでは
止木を掛けて居る様子を思い浮べたりして居た。 祖母の家に居るのだから出入に何に....