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正副
「正副〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
正副の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ころから、岩倉少将(具定)、同|八千丸(具経)の兄弟の公達が父の名代という格で、
正副の総督として東山道方面に向かうこととなったのである。それには香川敬三、伊地知....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
えども、その品を改めるのが例定になっておりました。 山王わきの普請奉行所には、
正副両造営奉行を取りまいて、昼夜を分かたず、評定やら、打ちあわせやらに、眼のまわ....
「元禄十三年」より 著者:林不忘
侯は、迷惑だった。心配だった。形式的にも、一応は辞退したかった。 饗応役には、
正副二人立つのだった。この元禄十三年度の饗応役に、本役には岡部美濃守、添役《そえ....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
川、道筋、神社、道標、それより何歩、どの方角にと、そういう風に委しく記したのを、
正副二枚だけ拵え上げ、腹心の皆々立会の上、正の地図を石見守が取り、副の地図を人数....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
三日より新町座にて開演。これを新派劇の開祖とす。 ○二月、俳優の等級を定め、更に
正副頭取を置く。頭取は団十郎、副頭取は菊五郎と左団次。 ○十月八日、大阪の中村宗....