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「正嫡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

正嫡の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
化け物の進化」より 著者:寺田寅彦
もすぐれた傑作と言わなければなるまい。化け物もやはり人間と自然の接触から生まれた正嫡子であって、その出入する世界は一面には宗教の世界であり、また一面には科学の世....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
った。かくて秀衡その後を承けて奥州大半を虜掠したとあってみれば、曩祖頼義・義家の正嫡を承けて、すでに天下一統の形勢にある彼れ頼朝たるもの、いかんぞその臥榻の傍に....
私本太平記」より 著者:吉川英治
を要しましょう」と。 幕府側の諫告は、なおもそれに附言していた。 もともと御正嫡たる後深草には、何の御失政もあったのではない。それなのに、多年の御逼塞とは、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
々、ご奇矯であろうとも、執権職の空座をめぐッて、内輪争いを見るよりは、やはり、ご正嫡をあがめておくに如くはない」 という考えなのである。ここ数日らいの難局もま....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
足利家へ養子に入った。 ここで私の調べたところを少々加えると。 足利将軍家の正嫡は、室町幕府の滅亡後、各地を転々とし、天正十八年、徳川家康の擁護で、やっと下....