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「正宗白鳥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

正宗白鳥の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
パァル・バックの作風その他」より 著者:宮本百合子
かった。 「大地」「母」などを、私は深い興味をもって示唆されるところ多く読んだ。正宗白鳥氏が嘗て「大地」の評を書いておられたが、その文章ではバックの淡々たる筆致....
ヒューマニズムへの道」より 著者:宮本百合子
トロフスキーがロシアの国内戦当時自身経験し又見聞した歴史を描いたものであり、多分正宗白鳥氏であったかは、この作品の題材と筆致とを批評して、期待した程の感動を受け....
近頃の話題」より 著者:宮本百合子
憤を感ずるであろうと思う。 リオンスの作家観をもってすれば、芸術院へ入ることを正宗白鳥氏がことわったことも、藤村氏が辞退したことも、荷風氏が氏の流儀ではねつけ....
今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
文学作品評価についての拠りどころなさ、無気力、焦慮を如実に反映したものであった。正宗白鳥が、「ひかげの花」を荷風の芸術境地としてそれなりに認め、「人生の落伍者の....
一九三四年度におけるブルジョア文学の動向」より 著者:宮本百合子
効果において、文学を前進せしめ、新たな深みをあたえる意義は持たなかったのである。正宗白鳥は自然主義時代からの作家として今日も評論に小説に活動して一種の大御所のよ....
坪内先生について」より 著者:宮本百合子
をかけて下さったであろうと思う。 坪内先生は非常に聰明な資質の先達者であった。正宗白鳥氏が先日、逍遙博士は文学の師であるばかりでなく生死に処する道を教えた方で....
「下じき」の問題」より 著者:宮本百合子
から、脱出は「雲の会」となり「ロマネスク」の愛好となって賑やかに示威されている。正宗白鳥の「日本脱出」は、一部の批評家によると、日本のニヒリストが、現代ロマネス....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
の作品を載せる自信もなかった。苦しまぎれの一策として一斉に老大家である永井荷風や正宗白鳥などの作品を載せた。これらの人々の作品は、民主的要素をもっているともいえ....
岩田豊雄と私」より 著者:岸田国士
曲の翻訳と演出のほかに、戯曲を二篇書いている。その一つ「東は東」などは、発表当時正宗白鳥から絶讃を浴びた。なにを感じてか、それきり劇作の筆を絶ち、専ら小説を書い....
遠藤(岩野)清子」より 著者:長谷川時雨
答を、襖越《ふすまご》しにきいた。 「まだか?」 「まだだ。」 その時の客は、正宗白鳥《まさむねはくちょう》氏だったのだ。泡鳴氏の友達の方には、もっと手厳しい....
大塚楠緒子」より 著者:長谷川時雨
れを見てからまた一層思いだす。」と仰しゃったそうです。嘘かまことか知りませんが、正宗白鳥《まさむねはくちょう》さんが角帽生という仮りの名でお書きなされたものの中....
僕の読書法」より 著者:織田作之助
書物のステイルが与えてくれるようなものを、喜んで読みたいと思うのである。アランや正宗白鳥のエッセイがいつ読んでも飽きないのは、そのステイルのためがあると思ってい....
わが文学修業」より 著者:織田作之助
私の生れ故郷であり、そして私の師である。なお、ほかに、私には気になる作家がある。正宗白鳥氏、内田百間氏。気になる余り、暇さえあれば読んでいる。川端氏、太宰氏の作....
夜長ノート」より 著者:種田山頭火
早稲田文学、文章世界、帝国文学、新小説。島村抱月氏、田山花袋氏、相馬御風氏、正宗白鳥氏、馬場孤蝶氏、森田草平氏。…… ○ 現代の日本文明を呪....
正宗谷崎両氏の批評に答う」より 著者:永井荷風
天地自然の理法は頗《すこぶる》妙《みょう》である。 コノ稿ハ昭和七年三月三十日正宗白鳥君ノ論文ヲ読ミ燈下|匆々《そうそう》筆ヲ走ラセタ。ワガ旧作執筆ノ年代ニハ....