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正定
「正定〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
正定の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「阿部一族」より 著者:森鴎外
つな》、津崎五助|長季《ながすえ》、小林理右衛門|行秀《ゆきひで》、林与左衛門|
正定《まささだ》、宮永勝左衛門|宗佑《むねすけ》の人々である。 寺本が先祖は尾....
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
す。たとい八万の法蔵を究めたとて、極楽の門が開けるわけではありません。念仏だけが
正定の業です。もしおのおのがたが親鸞はむつかしき経釈をもわきまえ、あるいは往生の....
「雪たたき」より 著者:幸田露伴
でが言わるるよナ。身ぶるいの出るまで癪にさわり申す。そも損得を云おうなら、善悪邪
正定まらぬ今の世、人の臣となるは損の又損、大だわけ無器量でも人の主となるが得、次....
「取返し物語」より 著者:岡本かの子
言葉をも、とくと事情をお汲み取りなされ、念仏に通用さして下さるはもとより、只今|
正定聚の数に入り、極楽往生疑いなし。女人と言えども天晴れな御同行の一人じゃぞ』 ....
「法然行伝」より 著者:中里介山
《ぎょうじゅざがふもんじせつ》 久近念念不捨者《くごんねんねんふじゃしゃ》 是名
正定之業順彼仏願故《ぜみょうしょうじょうしごうじゅんひぶつがんこ》 という文....
「三国志」より 著者:吉川英治
かっ。都へなど、使いを立てていたひには間にあうものか。ここの定州(河北省・保定・
正定の間)の太守へだ」 「はっ。――何としてやりますか」 「玄徳、常に民を虐し、....
「三国志」より 著者:吉川英治
どこへ帰ろうとする旅人か」 公孫※の問いに、 「それがしは、常山真定(河北省・
正定の附近)の生れゆえ、そこへ帰ろうとする者です。趙雲、字は子龍と云います」 ....