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正身
「正身〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
正身の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、床の間を前に端坐して、この、まだるい、悪寒《おかん》の、悪熱《おねつ》の身を、
正身思実《しょうじんしじつ》の姿で征服しようと企《くわだ》てたのらしい。 しか....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ところで坐り直さなければなりますまい」 と言って弁信は、またも、もとの席に帰って
正身《しょうしん》の座を構えてみましたけれど、そのいったん堰《せき》を切られたお....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、滝のほとりに、ささやかな安居《あんご》の地を求めて、そこへ飛花落葉を積み重ね、
正身《しょうじん》の座を構えると共に、心神をすまして音なしの音を聞かんとすること....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
の肉の周囲《まわり》には筋や脂《あぶら》がありますから丁寧《ていねい》に切捨てて
正身《しょうみ》ばかりにします。その
正身へ五寸おき位にナイフの先で切口を付けて豚....