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正餐
「正餐〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
正餐の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
いに講演を断ってしまったろう。 二十七 白仁《しらに》さんから
正餐《せいさん》の御馳走《ごちそう》になったときは、民政部内の諸君がだいぶ見えた....
「赤い貨車」より 著者:宮本百合子
うに檻のすき間から首を外へ突出していた。 アンナ・リヴォーヴナの家では、どんな
正餐《アヴェード》を食べるのであろうか? 道普請だ。電車はのろのろ進む。……ナ....
「道標」より 著者:宮本百合子
をとりもどした。
「これからはお互にかけちがうことが多いから、きょうは御一緒に
正餐《アベード》しましょう」
瀬川がそう提案した。ホテルの食堂は、階上のすべて....
「三月八日は女の日だ」より 著者:宮本百合子
キ プログラム 芝居は七時半から始って十一時すぎ終る。モスクワ人は
正餐《アベード》を午後の五時すぎ、つとめ先から帰ってたべる。寝るまで、せめて茶と....
「新しきシベリアを横切る」より 著者:宮本百合子
けが待ち遠しかった。午後六時十五分。 十月二十六日。 三ルーブリ十カペイキ。
正餐《アベード》二人前。 ひどくやすくなっている。一九二七年の十二月頃、行きの....
「ソヴェト労働者の解放された生活」より 著者:宮本百合子
野菜つき一皿、三十カペイキ。果物の砂糖煮十カペイキから十五カペイキ。こう三皿で「
正餐《アベード》」となってるが、もちろん、三皿食うときばかりはない。 財布と相....
「予言」より 著者:久生十蘭
フ・ティ、一時の昼食、三時のアイスクリーム、五時のお茶、七時のアペリチフ、八時の
正餐、十時のディジェスチフと、一日に二十四品目もおしつけられるのに、酒場の交際、....