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此の分
「此の分〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
ない。孝助は懐剣を受取り、血を拭い、敵を討って立帰り、お母様に御覧に入れたいが、
此の分では之れがお顔の見納めだろうと、心の中で念仏を唱え、 孝「五郎三郎さん、ど....
「女給」より 著者:細井和喜蔵
調べて見ると三円二十銭ある。何といううまいしょうばいだろう、と彼女は思う。そして
此の分なら、三四日も経てば俥に乗せて病人を専門の病院へ診察受けにやれるだろうこと....