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此君
「此君〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
此君の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「風流仏」より 著者:幸田露伴
りて、なまじ着せたる花衣|脱するだけ面白し。終に肩のあたり頸筋のあたり、梅も桜も
此君の肉付の美しきを蔽いて誇るべき程の美しさあるべきやと截ち落し切り落し、むっち....
「樋口一葉」より 著者:長谷川時雨
め》つちのいとしごにて、少納言は霜ふる野辺にすて子の身の上成るべし、あはれなるは
此君やといひしに、人々あざ笑ひぬ。 と同情している。 とはいえその間に女史一....
「紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
犯したいと思うのが性情なのじゃ。そのゆえ、遊女には上※風の粧いをさせて、太夫様、
此君様などともいい、客よりも上座にすえるのです。それも、一つには、客としての見識....