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武力
「武力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
武力の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
よりの無断侵入者に対しては何の仮借するところがあろう。よろしく即時われらはその全
武力を大西洋海底に集中し、一秒たりともより速かに、かの無断侵入者を殲滅すべきであ....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
昭和十五年五月二十九日京都義方会に於ける講演速記で同年八月若干追補した。 戦争は
武力をも直接使用して国家の国策を遂行する行為であります。今アメリカは、ほとんど全....
「厳島合戦」より 著者:菊池寛
で圧倒的な大勝であるが、其間に僥倖の部分は非常に少く、元就の善謀と麾下の団結と、
武力との当然の成果と云って宜い位である。元就は分別盛りであるし、元春、隆景は働き....
「海底都市」より 著者:海野十三
ばって、君たちへ暴力をほしいままにふりかけるじゃないか」 「わが海底都市住民は、
武力抗争《ぶりょくこうそう》ということを非常に嫌っているんだ。だから
武力をもって....
「毒瓦斯発明官」より 著者:海野十三
もう大丈夫です。御承知のとおり、昔からイギリスと深い関係がありますものですから、
武力こそ瘠せ細っていますが、黄金であろうとダイヤモンドであろうとウィスキーであろ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
ット隊をつくるのに、どんなに苦労したことか。それが、かねてわしの狙っていた日本の
武力を、根こそぎ壊すのに役立つどころか、今迄に軍艦|淡路と十数機の飛行機を壊した....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
、びくともせず、この方法によるわれわれの計画は、完全に失敗してしまった。やはり、
武力戦よりほかはない。しかし、日本には、世界無比の強大な陸海軍がある。通り一ぺん....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
界無比をほこる空魔艦もその乗組員も、まるで藁細工と同じことである。 おそろしい
武力の中心は、わずか十名のわが日本人の手によってひっくりかえされてしまった。 ....
「些細な事件」より 著者:井上紅梅
《よ》って時々苦痛を押し切り、つとめて自分自身に想到しようとする。幾年来の文治と
武力は、わたしが幼少の時読み馴れた「子曰詩云《しのたまわくしにいう》」のように、....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
がすことは出来なかった。相手があくまでも強情を張る以上、彼はよんどころなしに其の
武力を用いなければならないことになった。しかしゆうべの仕損じに懲りているので、彼....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
は法王の商隊長であってよく日本人の義気に富んで居ることを知り、かつ日本人の世界に
武力を輝かして居ることを知り居るが故に、この際この男にジャパン・ラマの身上を明か....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
た。十四時間にして、いっさいは終わった。スペイン艦隊は撃滅され、キャデイズの街は
武力も財宝もともどもに、すべてイギリスの手に落ちたのである。因縁深くも時のアンダ....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
れていた反対勢力が、院の御所の事務長官である院|別当などを頭に立てて、源氏平家の
武力を京都で行使させるという風になっていたときなので、摂関大臣の家といってもなか....
「幸福に暮らした二人」より 著者:小川未明
をたくさん家の中に並べていました。その頭蓋骨はどうしたのかといいますに、たがいに
武力を争わなければならなかったり、また、口では話がつかずに、力できめなければなら....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
を発揮するときにして、やがてこれ絶対平和の第一歩たるべし。 一 戦争本来の目的は
武力を以て徹底的に敵を圧倒するにあり。しかれども種々の事情により
武力は、みずから....