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武后
「武后〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
武后の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
る。正義それ自身も恐れるに足りない。恐れるのは煽動家《せんどうか》の雄弁である。
武后《ぶこう》は人天を顧みず、冷然と正義を蹂躙《じゅうりん》した。しかし李敬業《....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
血を浴びて立ち上がったので、父の英公もおどろいた。 敬業は後に兵を挙げて、則天
武后を討とうとして敗れた。 死婦の舞 鄭賓于の話である。彼が曾て河北に客....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
田毘古が※に似たのでなく※が※田毘古に似たのだとは、『唐書』に、張昌宗姿貌を以て
武后に幸せられた時、佞人《ねいじん》楊再思が追従して、人は六郎の貌|蓮花《れんげ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
雲中に吠えた(『神仙伝』四)。その他犬が仙人に従って上天した例多く、韋善俊は唐の
武后の時|京兆《けいちょう》の人なり。長斎して道法を奉ず、かつて黒犬を携え烏竜と....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
理窟になるね。しかし、女の方にそんな実例がありますか」 「ありますとも、唐の則天
武后《そくてんぶこう》をごらんなさい」 「うむ、則天
武后ですか」 「歴史家という....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
前、咸享二年三十七歳でインドに往き在留二十五年で帰った時、奉仏兼大婬で高名な則天
武后|親《みずか》ら上東門外に迎えたほどの傑僧で、『寄帰内法伝』は法師がかの地で....
「鴉片を喫む美少年」より 著者:国枝史郎
はなく事実この国の――支那の、ずっと昔からの、習慣であるということが出来る。則天
武后だの呂后だの、褒似だの妲妃だのというような、女傑や妖姫の歴史を見れば、すぐ頷....
「赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
と家へ送り返されるのだそうだ。 嘘のような話だが、支那の歴史上の英雄女性、則天
武后だの呂后だののことを思えば、今日の支那婦人だったら――殊に上海の婦人だったら....