武弁[語句情報] »
武弁
「武弁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
武弁の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「将軍」より 著者:芥川竜之介
》さんのように懐《なつ》いていたものだ。閣下はお前がたの思うように、決して一介の
武弁《ぶべん》じゃない。」
少将は楽しそうに話し終ると、また炉の上のレムブラン....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ゃな」 「そう……かもしれません」 「かもしれんではないぞ、愚楽。柳生はああいう
武弁一方の貧乏藩じゃが、先祖の隠した大金がある。それをそのままにしておいては危険....
「三国志」より 著者:吉川英治
譲り下さるなどと、あまりに望外過ぎて、ご返辞にうろたえます。――それがしは元来、
武弁一|徹、州の吏務をつかさどるなどということは、本来の才ではありません。まあ、....
「三国志」より 著者:吉川英治
少数しかないわけです。――それに、君には、新野の地にもまだ日浅く、周囲には荊州の
武弁、都県の俗吏しか近づいていませんから、ご存じないのは当然です」 「その人と、....
「三国志」より 著者:吉川英治
。楊秋。 などの面々だった。 「さあ。わからんなあ。吉夢やら凶夢やら」 みな
武弁ばかりなので、彼の夢に判断を下し得る者もなかった。 馬超のみた夢というのは....
「三国志」より 著者:吉川英治
す。ご辺の用向きは」と、応対まことに武骨だった。 瑾は不快とも思わない。むしろ
武弁で正直な関羽の人柄に敬慕をおぼえながら話した。 「将軍のお娘御も、もう妙齢と....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ぬを着せぬたちの者とみえて。 「愚衲らの心にある常識では、およそ関東の武家方は、
武弁殺伐……ただそれだけの者としかつい心得ておりませなんだが……。容易ならぬ先の....
「戦争ジャーナリスト論」より 著者:戸坂潤
はどういう心算かと云えば、軍事又は軍政専門の学究型の評論家や、軍政策論者としての
武弁型評論家や、或いはプロパガンディストやデマゴーグやセンセーショナリストとして....