武相[語句情報] » 武相

「武相〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

武相の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
空も、火光が紅く空に反射して見える。東南は都会の風が吹く。北は武蔵野である。西は武相それから甲州の山が見える。西北は野の風、山の風が吹く。彼の書院は東京に向いて....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
渉《わた》るという。秋の末から翌年の春にかけては太平洋の岸、東海道は房総の地から武相、伊豆半島から駿遠、或いは紀州から摂津、更に備前、備中、備後、安芸《あき》等....
死体の匂い」より 著者:田中貢太郎
べき一大凶変が突如として起り、首都東京を中心に、横浜、横須賀の隣接都市をはじめ、武相豆房総、数箇国の町村に跨がって、十万不冥の死者を出した災変を面のあたり見せら....
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
山を湧出した。これがいわゆる宝永山である。山麓の須走村は熔岩の下に埋没し、降灰は武相駿三箇国の田圃を埋めた。その宝永の五年十一月に浅間山が噴火し、享保二年一月三....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
。 現に兵馬も、その驚かされたうちの一人で、右の怪しい物音のために、猟師と共に武相の山谷に探検を試みたこともあったということを。 白骨谷へ集まった、お神楽師....
三国志」より 著者:吉川英治
時に、曹真からも、同じ目的の使いが入国した。おびただしい重宝珍器の手土産が、※の武相越吉元帥と、宰相の雅丹などに贈られた。 「曹操以来、恩のある魏国の大難です。....
山の人生」より 著者:柳田国男
が、最も新しくかつ注意深い報告である。同君の居村附近、すなわち小仏峠を中心とした武相甲の多くの村には、天明年間に貉が鎌倉建長寺の御使僧に化けたという話とともに、....