武者小路実篤[語句情報] » 武者小路実篤

「武者小路実篤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

武者小路実篤の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文章」より 著者:芥川竜之介
易《へきえき》するようでは、上は柿本人麻呂《かきのもとひとまろ》から下《しも》は武者小路実篤《むしゃのこうじさねあつ》に至る語彙《ごい》の豊富を誇っていたのもこ....
大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
った。如何に午前三時の蝋燭《ろうそく》の炎は彼等の論戦を照らしていたか、如何に又武者小路実篤の作品は彼等の論戦を支配していたか、――信輔は鮮かに九月の或夜、何匹....
文放古」より 著者:芥川竜之介
? 倉田百三《くらたひゃくぞう》、菊池寛《きくちかん》、久米正雄《くめまさお》、武者小路実篤《むしゃのこうじさねあつ》、里見※《さとみとん》、佐藤春夫《さとうは....
一夕話」より 著者:芥川竜之介
している。レオ・トルストイを理解している。池大雅《いけのたいが》を理解している。武者小路実篤《むしゃのこうじさねあつ》を理解している。カアル・マルクスを理解して....
反戦文学論」より 著者:黒島伝治
ようとする慾求が見えて居る。中途半ぱな、生ぬるいところで終ってしまっては居るが。武者小路実篤の「或る青年の夢」は、欧洲大戦当時に出た。これは、人道主義の戦争反対....
今日の文学と文学賞」より 著者:宮本百合子
つづけている作家たち、例えば島崎藤村、徳田秋声、谷崎潤一郎、永井荷風、志賀直哉、武者小路実篤等は、いずれもこの年代に、壮年期の活動を示した人々であった。過去の文....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
ができないのだ。例えば、詩人的な作家として、僅《わず》かに島崎藤村、谷崎潤一郎、武者小路実篤《むしゃのこうじさねあつ》、佐藤春夫、室生犀星《むろうさいせい》位で....
「愛と死」」より 著者:宮本百合子
「愛と死」が、読むものの心にあたたかく自然に触れてゆくところをもった作品であることはよくわかる。武者小路実篤氏の独特な文体は、『白樺』へ作品がのりはじめた頃から既に三十年来読者....
自我の足かせ」より 著者:宮本百合子
こうして日本の私小説は悲しい誕生をつげた。 ヒューマニズムも白樺の代表者である武者小路実篤の「人類」観を見ても、どんなにヨーロッパの近代的ヒューマニズムとちが....
時代と人々」より 著者:宮本百合子
った。大正初めのその頃文学好きな人は殆どみんな読んだワイルドの作品だのポウだの、武者小路実篤の書いたものを手に入る片はじから熱心に読み、自分から書くものはと云え....
マダム貞奴」より 著者:長谷川時雨
なかまく》に、喜多村が新しい演出ぶりを試みた、たしか『白樺《しらかば》』掲載の、武者小路実篤《むしゃのこうじさねあつ》氏の一幕ものであったかと思う。殿様が恋慕《....
明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
れない。このことは水野広徳の「此一戦」についても云われるだろう。 以上のほか、武者小路実篤の「或る青年の夢」、芥川龍之介の「将軍」のもっと詳細な検討、細田民樹....
戦後合格者」より 著者:坂口安吾
三下奴がやるようなことしかやれなかったのである。 現在も尚追放文士の一人である武者小路実篤は何十年前にともかく新しい村という空想的ではあっても彼の精一杯の設計....
読書遍歴」より 著者:三木清
影響を受けたが、私にとってはその影響は一時的であった。 第三の方向は白樺派で、武者小路実篤氏の新しい村の運動がある。私の友人でやはり京都の哲学科に来ていた一高....
ヒウザン会とパンの会」より 著者:高村光太郎
雑誌上でこれを極力賞讃した。 当時、文壇では若冠の谷崎潤一郎が「刺青」を書き、武者小路実篤、志賀直哉等によって「白樺」が創刊され、芸苑のあらゆる方面に鬱勃たる....