武装[語句情報] »
武装
「武装〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
武装の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「将軍」より 著者:芥川竜之介
見えるのだった。隊はこの村を離れると、四列側面の隊形を解いた。のみならずいずれも
武装したまま、幾条かの交通路に腹這《はらば》いながら、じりじり敵前へ向う事になっ....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
速度増加に対して在来の如き優位の保持が困難となるし、大型爆撃機の巧妙な編隊行動と
武装の向上によって、戦闘機の価値は逐次低下するものと判断されたのである。しかるに....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
させなければならない。そうでないと、世界の平和は来ない。それには、第一に、日本が
武装を捨てることだ。私が今、軍服を脱いだように。――で皆さん、僕達同志は、そうい....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
て動けない連中が椅子の上にダラリとよりかかっていた。出口にはどこから現れたのか、
武装した三十名ほどの警官隊がズラリと拳銃を擬して鉄壁のように並んでいる。 「頭を....
「海底大陸」より 著者:海野十三
、この豪華船のなかは恐ろしい修羅場と化していくであろう。 「おいマルラ。おまえも
武装をしろ」 クーパーは秘書を呼び、机の長引き出しの奥から一ちょうの軽機関銃を....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
くだのような顔をこうふんにふりたててしたがった。そのあとに空気服とかぶとをつけた
武装いかめしい三人の部下がついていた。三人とも目ばかりぎょろつかせ、みょうな形の....
「火星探険」より 著者:海野十三
……何とか平和的に、火星人と交渉したいものだ。が、油断は出来ない。こっちも十分に
武装をして行かねばならぬ」 博士は、進んで火星人に近づく心であったらしい。そし....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
追駆けて走りまわるのじゃ。じゃによって、いかなる戦車群、いかなる大艦群、いかなる
武装軍も、たちまちこの回転弾のために粉砕されてしまうというわけだ。この共軛回転弾....
「怪塔王」より 著者:海野十三
した。 目をあげて、まわりを見まわしますと、いつの間に出て来たのか、いかめしい
武装をした黒人が十四五人も、銃口をずらりと兵曹長へ向けてとりまいていました。 (....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
外は真暗で、嵐を呼ぶ物凄い潮風が、ひゆうひゅうと鳴っていた。そして、きりっとした
武装に身をかためたスミス中尉が、片手には手提電灯を、また片手にはピストルを握り、....
「世界怪談名作集」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
いる太陽を追おうとして、石の上から起ち上がった時、一人の立派なローマ人がひとりの
武装した奴隷に護られながら彼に近づいて来て、朗かな声で呼びかけた。 「ラザルスよ....
「雪霊続記」より 著者:泉鏡花
一人、真すぐに進んで、正面の黒板へ白墨を手にして、何事をか記すのです、――勿論、
武装のままでありました。 何にも、黒板へ顕れません。 続いて一人、また同じ事....
「キド効果」より 著者:海野十三
た真赤な斑点は、レールとともに飛ぶように後へ走った。 過失? 故意? 二人の
武装車掌は、ツと寄って耳打ちをすると強く肯き合った。そして両方に別れると何喰わぬ....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
められようとしているのであります。日中両国民はこの点において、アジアにおける核非
武装をかちとり外国の軍事基地の撤廃をたたかいとるという共通の重大な課題をもってい....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ば、古代ギリシャ人は今日のギリシャ人と異なり北方民族であった。 今日段々高度の
武装をなし民族性の影響は昔日に比し大となり難いのであるが、第一次欧州大戦初期の両....