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歴代
「歴代〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
歴代の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「秋山図」より 著者:芥川竜之介
いる家ですから、そこへ行けば黄一峯《こういっぽう》の外《ほか》にも、まだいろいろ
歴代の墨妙《ぼくみょう》を見ることができるに違いない。――こう思った煙客翁は、も....
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
めざるべからず。否、忍野氏の罪のみならんや。発狂禁止令を等閑《とうかん》に附せる
歴代《れきだい》政府の失政をも天に替《かわ》って責めざるべからず。
「常子夫人の....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
明けてみた。そこには目も眩む金色燦然たる大額が、壁間にズラリと並んでいた。それは
歴代の市長の肖像らしかった。誰も彼も市会に苛め抜かれて罷めたような顔はしていなか....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ス日時計やビスマーク島ダクダク講社の棕櫚絲時計。水時計の類には、まず、トレミー朝
歴代の埃及王やオシリス・マアアト等の諸神、それにセバウ・ナアウの蛇鬼神までも両枠....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
ものぼることが出来る。年齢や経歴などを問うものではない」というのが、キンギン国の
歴代の大統領の信念であった。こうした例は、この国内にたいへん多く、そういういずれ....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
むものなんだよ」 帆村は雁金検事の突飛な思いつきを訊いてギクリとした。さすがは
歴代検事のうちで、バケモノという異称を奉られ、人間ばなれのした智能を持った主と畏....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
、時代を趁って順々に話していただくことに致しました。ともかくもこれに因って、支那
歴代の怪奇小説、いわゆる〈志怪の書〉がどんなものであるかということを御会得くださ....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
て導き、恩を以て誘い、懐柔手段を以てこれを同化融合せしめんとするにあった。それは
歴代の対夷政策の実際を見れば明らかである。またこれを古伝説に徴するも、天孫降臨以....
「火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
て大宝二年には、持統天皇は万乗の尊い御身を以て、御遺骸を荼毘に附せられ給い、爾後
歴代の天皇大抵この式によって、御葬儀を挙行された事に見えている。臣僚庶民の間にお....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
無い程の古い建国の歴史を有しているのであります。そして上に万世一系の皇室を戴き、
歴代天皇の御稜威はいやが上にも輝いて、以て今日の隆昌なる国運を成すに至ったのであ....
「西航日録」より 著者:井上円了
、無籍の死体を排列して、公衆に示すところなり。二十三日、市外に遊歩して、フランス
歴代帝王の廟所に至る。 ロンドン、パリ、ベルリンは実に欧州の三大都にして、本邦....
「北海道に就いての印象」より 著者:有島武郎
ニュー・イングランドのような役目を果たすことが出来ていたかも知れない。然しそれは
歴代の為政者の中央政府に阿附するような施設によって全く踏みにじられてしまった。而....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
一の文学伝統の主軸を考えることになるのである。 さてその和歌の軸になるものは、
歴代の勅撰の和歌集である。これが平安時代に六集、鎌倉時代に十集、吉野・室町時代に....
「古事記」より 著者:太安万侶
ことについて、まずわれわれが、傳えごとによつて過去のことを知ることを述べ、續いて
歴代の天皇がこれによつて徳教を正したことを述べる。太の安萬侶によつて代表される古....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
際的な仏教の生活化は、太子の御達識にしてはじめて可能となるものでありまして、以後
歴代の仏教家が、太子の御事蹟を以て日本仏教の師教と仰ぎ奉るのであります。 民族....