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歴史哲学
「歴史哲学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
歴史哲学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
であるが、今日の日本に於けるブルジョア哲学的常識は、まずこうした広い意味に於ける
歴史哲学乃至理解哲学と離れることが出来ないのである。歴史理論自身は云うまでもなく....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
非科学的社会主義・前科学的社会科学)との関係を離れては考えられない。そして之は又
歴史哲学との交渉からも見られねばならぬものを持っている(この発達史に就いてはH・....
「読書法」より 著者:戸坂潤
7 科学が文章となる過程 8 古典の方が却って近代的であること 9
歴史哲学の一古典 10 『日本科学年報』の自家広告 11 心理と環境....
「科学論」より 著者:戸坂潤
に於ける民族的史学はギリシア=ローマのポリュビオスに至って世界史の始めともなる。
歴史哲学はヘブライ思想の系統を引いて(例えば聖アウグスティヌス)、やがて中世に於....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
は、遺憾ながら或は又当然ながら、事実である。この点に於てはオーギュスト・コントの
歴史哲学的――コントの意味で社会学的――根本命題は、多くの形而上学者の深遠な併し....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
ねばならぬのである。 凡ゆる意味に於ける文化に改変される。 併し従来の所謂「
歴史哲学」――それはドイツ観念論の嫡出子である――は、観念論的歴史観も亦、おのず....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
人々の知っている通りである。 だがそうであるからと云って又、例えば多くの独乙の
歴史哲学者して了う。 歴史社会のこうした観念論的な認識は併し、自然科学と共軛関....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
撫されたりはたかれたりした、経験を有っている。マルクス主義をカント主義や社会学や
歴史哲学や又人間学によって、基礎づけたり批判したりするのは、皆この仕方によったの....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
の時事に関わる処の新聞現象を抜きにして、歴史現象を論じ得るかのように考えるのは、
歴史哲学ででもない限り恐らく不可能なことだ。
歴史哲学は歴史理論からその時事的なア....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
業前に発表した最初の学術的論文は「個性の問題」というのである。卒業論文はカントの
歴史哲学に関するものであった(この学術論文? には当時のロマンスを語る序文が付い....
「辞典」より 著者:戸坂潤
helm Dilthey(一八三三―一九一一) ドイツの哲学者にして歴史家。
歴史哲学、精神科学論及び文化史等の卓越した研究によって、直接間接に諸方面に有力な....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
当時は村山も死んだ池谷信三郎も皆ドイツへ行った――マルクが馬鹿に安かったから)、
歴史哲学のようなものに興味を持っていたためだろう。その地で三木清氏と会って大いに....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
ネビアン(北欧文学)。フレンチ・ノベリスト(仏国文学)。 仏文。ラポポルト著、
歴史哲学。ノビコオ著、人種論。 なおほかに英文で、ウォドのピュア・ソシオロジイ....
「最近日本の科学論」より 著者:戸坂潤
ものからの相対的独立性を、全く孤立絶縁した形として受け取ったのである。現に当時、
歴史哲学や歴史学方法論は日本の史学にとって殆んど全く不毛であった(例えば平泉澄氏....
「クリティシズムと認識論との関係」より 著者:戸坂潤
間の歴史であるとしなければならぬ。現にドイツ的観念論による文化史や歴史主義系統の
歴史哲学は、一貫してそういう主張を持っている。スピンガーン自身も自分がそれのアメ....