死に処[語句情報] » 死に処

「死に処〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

死に処の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
んと云う処が是が因果じゃな、前世の約束事で有ろう、もう天命を知りこゝらが丁度宜い死に処だ、私は廿九に成りますよ」 藤「へえー、えへゝゝ、へえー」 武「名乗っ....
運命」より 著者:幸田露伴
に其偽なるを断ず。僧|実は鈞州白沙里の人、楊応祥というものなり。よって奏して僧を死に処し、従者十二人を配流して辺を戍らしめんとす。帝|其中に在り。是に於て已むを....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
って三蔵の犯罪に擬するの非を論じた。しかるに当局および老政治家らの意見は、三蔵を死に処して露国に謝するに非ざれば、国難忽ちに来らん、国家ありての後の法律なり、煦....
坪内先生について」より 著者:宮本百合子
な資質の先達者であった。正宗白鳥氏が先日、逍遙博士は文学の師であるばかりでなく生死に処する道を教えた方であるという感想を書いておられたが、私は坪内先生の一生をあ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
又先生の賢さの一面でしょう。白鳥が坪内先生によって文学の道を学んだのみならず、生死に処する道をも学んだと云っているのも興味がある。財産を大学に寄付し、しかも生活....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
たあの罪なき子供は、単にルイ十五世の孫であったという罪のためにタンブル城の塔内で死に処せられたルイ十五世の罪なき孫ルイ十七世に比して、同じく惨《いた》ましいもの....
四十八人目」より 著者:森田草平
、仇討は仇討だ、君父の仇を討ったものが、たとい公儀の大法に背けばとて、やみやみ刑死に処せられるはずはない。お上でも忠孝の士を殺したら御政道は立つまいというような....