死に絶える[語句情報] »
死に絶える
「死に絶える〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
死に絶えるの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
の大蛇《おろち》の犠《いけにえ》にしなければ、部落全体が一月《ひとつき》の内に、
死に絶えるであろうと云う託宣《たくせん》があった。そこで足名椎は已《や》むを得ず....
「さようなら」より 著者:田中英光
主義聯邦になる必然性があるのと同じ確かさで、いつか太陽も冷却し地球も亡び、人類も
死に絶えると信ぜられる。結局、滅亡する運命の人類の為、ユウトピアを作ろうと犠牲に....
「三十年後の東京」より 著者:海野十三
まうであろう。そんなことがあっては、われわれ人間はもちろん地球上の生物はまもなく
死に絶えるだろう。だから、そういう危険な戦争は中止すべきである――というのです」....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
まうであろう。そんなことがあっては、われわれ人間はもちろん地球上の生物はまもなく
死に絶えるだろう。だから、そういう危険な戦争は中止すべきである――というのです」....
「山の手の子」より 著者:水上滝太郎
だだっ広い家の真中に掛かる燈火《ともしび》の光の薄らぐ隅々《すみずみ》には壁虫が
死に絶えるような低い声で啼く。家内《やうち》を歩く足音が水底《みなそこ》のように....
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
た。そのためには何事でもしたいと思つた。国が敗れることは同時に自分も自分の家族も
死に絶えることだとかたく思いこんでいた。親友たちも、親戚も、隣人も、そして多くの....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ましたでしょう、阿波屋の……」 「うむ、六人が順々に死んで、やがて阿波屋の一家が
死に絶えるだろうという話か」 清五郎はあわてて手で抑えて、 「どうか、もうすこ....
「岡ふぐ談」より 著者:佐藤垢石
、餓死するであろうというのであるから、遅くも田植え頃までには一家親族が飢え死に、
死に絶えるかも知れません。してみると、猫が祟りたいと専ら神通力を揮ったところで、....
「炎の人――ゴッホ小伝――」より 著者:三好十郎
が俺たちの仕事だ。下手にジタバタすると、出来ることも出来そこなって、俺たちみんな
死に絶えるぞ。 アンリ まったくだ。ハッパ、ぶっぱなすなあ、いつでも出来る。大事....