殉じる[語句情報] »
殉じる
「殉じる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
殉じるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ろまん灯籠」より 著者:太宰治
たむきな正直な好意以外のものでは無いと思います。精神的な高い信頼だの、同じ宿命に
殉じるだのと言っても、お互い、きらいだったら滅茶滅茶です。なんにも、なりやしませ....
「何故の出兵か」より 著者:与謝野晶子
国際のために設けられた軍備は、露西亜のレニン一派の政府のように極端な無抵抗主義に
殉じるの愚を演じない限り、一国だけが単独に撤廃されるものではありません。それは列....
「平和への荷役」より 著者:宮本百合子
人民にこまごまとふれはじめた。「一匹の軍馬よりもやすい兵卒の命」は雀躍して皇国に
殉じることを名誉と感じて疑わないように。妻子父母は、国のために、不幸を名誉として....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
太。……やったか」 「うム。おたがいに、覚悟のときだぞ」 「法に殉じ、あの奉行に
殉じるのだ。悔いはない、よくやったなあ。……して、左右太は」 「あとからお袖を引....