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殊死
「殊死〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
殊死の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「姉川合戦」より 著者:菊池寛
|左衛門尉を先頭として斬ってかかった。徳川家康としても晴れの戦であったから、全軍
殊死して戦い、朝倉勢も、亦よく戦った。朝倉勢左岸に迫らんとすれば、家康勢これを右....
「田原坂合戦」より 著者:菊池寛
る。計介は始め、第十三連隊長心得、川村操六少佐の旗下で、熊本籠城の一人であった。
殊死して守城するに決心した谷少将は、何とかして守城の方略を官軍の本営に伝えたいと....
「長篠合戦」より 著者:菊池寛
いる。 天正三年五月勝頼一万五千の大軍を以て、長篠を囲んだ。城兵わずかに五百、
殊死して防いだ。 鳥井|強右衛門勝商が、家康の援軍を求めるため、単身城を脱し、....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
鎧の袖にすがって、今日の戦は日本|高麗分目の軍と思う。某は真先懸けて討死しよう。
殊死して突入するならば敵陣乱れるに相違あるまい。其時に各々は攻め入って功を収めら....
「島原の乱」より 著者:菊池寛
バテレンの予言は、此処に実現したわけである。城は二の丸まで押し破られたが、城兵も
殊死して防ぎ、寄手の部将加津佐の三郎兵衛を斃したりした。既に城も危くなった頃、四....