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残りの月
「残りの月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
残りの月の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
差たる間から、時々白い山が見える。南湖の手前で少しく川に沿うて堤の上をゆく。咲き
残りの月見草が侘しげに風に動いている。柳は錆びた色をしてこれも風に靡いている。ち....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
暁払。 (あかつきに朝もやを打ち払うようにしてせまい海を出るとき、帆柱の上には
残りの月がうす暗がりを照らしている。阿の山々は連なってことごとくは視野に入れがた....