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「残年〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

残年の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
盈虚」より 著者:中島敦
の意味は判然しない。兎に角、衛侯の前途の暗いものであることだけは確かと思われた。残年の短かさを覚悟させられた荘公は、晋国の圧迫と太子の専横《せんおう》とに対して....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
一層甚しくなる。それにもかかわらず、鶴見はよく堪えて、静かに引籠って、僅かにその残年を送っているのである。 その鶴見がきょうは珍らしく機嫌が好い。梅の花が咲き....