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「残春〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

残春の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
北穂天狗の思い出」より 著者:上村松園
かしこの山間渓間にはまだ残雪が深く、おくれ咲きの山桜や山吹とともに何ともいわれぬ残春の景趣を横溢させている。山の声は甲高い馬子や一行の話声と小鳥のやさしい語らい....
西航日録」より 著者:井上円了
ゲーテ、シラー両翁の遺跡を訪い、ついにここに一泊す。 満目青山雨後新、花光麦色已残春、壮游未脱風流癖、来印河辺訪故人。 (みわたすかぎりの青々とした山は、雨に洗....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
き、汽笛をひびかせながら露の都に入ったのであった。) 満目青山雨後新、花光麦色已残春、壮游未。 (みわたすかぎりの青山は雨に洗われて緑もあらたにみえ、花の色や麦....