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残欠
「残欠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
残欠の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
う一事は、この疑を助長する媒となるのである。 そしてわたくしは撰者不詳の墓誌の
残欠に、京水が刺ってあるのを見ては、忌憚なきの甚だしきだと感じ、晋が養父の賞美の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ものがあるからでしょう。 それは般若心経《はんにゃしんぎょう》かなにかを書いた
残欠本の仮表装でありました。 「いかがでございます――これは珍品でございます」 ....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
社の宝物その他を一々絵にあらわした帖を作られたり、伊藤君と謀って『後三年絵巻』の
残欠を補うべく、研究考証の末に補遺十数巻を描いておられる。その熱心さ加減はとても....