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残生
「残生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
残生の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「けむりを吐かぬ煙突」より 著者:夢野久作
智と魅力の持ち主であった。物質的にも精神的にも決して敵を作らなかった。子供のない
残生を公共の仕事に使いつくす覚悟だと云い触らしていた。幼稚園や小学校に行って子供....
「ある自殺者の手記」より 著者:秋田滋
手紙はこれだけだった。私はこれでもう河の源まで溯ってしまったのだ。私は突然自分の
残生のほうを見ようとして振返ってみた。私は醜い、淋しい老年と、間近に迫っている老....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
芸能の、寄席のおかげであると言わなければならない。幸いに後継永井啓夫を得た今日、
残生の大半を私は寄席文化の普及と探求とに、父子して尽くそう。 わが「寄席青春録....