残置[語句情報] » 残置

「残置〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

残置の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
パンドラの匣」より 著者:太宰治
、そんな事で、格別の異変も無く寝に就いたが、夜明けちかく、ふと眼がさめた。廊下の残置燈の光で部屋はぼんやり明るい。枕元の時計を見ると、五時すこし前だった。外は、....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
く門まで送ってやって一年と半ぶりで、夜の通りをしみじみ見ましたが、団子坂迄の間に残置燈が一つあるきりよ。 子供たちの百日咳は順にいい方ですが、昔の人が百日、咳....
四つの都」より 著者:織田作之助
夜店出しが荷車をひいてはいって行く。 共同水道端の水道の水滴がポトリ/\落ちて、残置灯の鈍い光に照らされているのが、にわかに夜の更けた感じだ。 五三 国民学校の....