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殺生戒
「殺生戒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
殺生戒の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
のおけいこをしていなさるのじゃな」 「はい。如来《にょらい》さまの教えのうちには
殺生戒《せっしょうかい》とやら申すことがあるんじゃそうにござりますけれど、わたく....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
、 宗「おゝ何処か怪我アせんか」 竹「私を斬ったな、法衣を着るお身で貴方は恐しい
殺生戒を破って、ハッ/\、お前さんは鬼になった処じゃアない蛇になった、あゝ宗達と....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
といって嘘をつくことは出来ん、えゝか、それに虫けら一ツでも命を取ることは出来ん、
殺生戒といってな、それは/\出来にくいには違いない、喰い度いものも能う喰わず、飲....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
その辺は知り難いけれど、とにかく彼は熱心な念仏の帰依者であったには相違ない、平素
殺生戒を守ろうと念篤かったものと見え、明応六年の五月、薬用のために、庭上で土龍《....
「死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
然と姿を隠した。何んという無慈悲な坊主だろう。人を助ける出家の身が、鰻掻きをして
殺生戒を破るさえ無茶苦茶なのに、彼岸に達する救世の船。それを取上げて了ったので有....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
、帝の情熱的な性質を語って余蘊がない。その情熱はまた仏教を信ずる上にも現われた。
殺生戒を守って肉食を禁じたのは帝である。この以後日本には獣肉を食う伝統が栄えなか....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
に無残、無慈悲の事ではないか」とだんだん因果応報の真理を細かに説明して、ついに不
殺生戒をもってわがチベット行の餞別にせよと勧告致しました。
始めはすこぶる難色....