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殺菌
「殺菌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
殺菌の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
わめてありふれた普通薬ではないか。検事も怪訝そうに首を傾げて、呟いた。
「下剤、
殺菌剤、睡眠薬だ。犯人は、この三つで何をしようとするんだろう?」
「いや、すぐに....
「海底都市」より 著者:海野十三
それでガスで消毒したんです。もうきれいになりました。服も手も足も口の中も、十分に
殺菌《さっきん》されましたから、ご安心なさい」 「ははん、そうかね」 僕は、感....
「批評は解放の組織者である」より 著者:宮本百合子
なっているので、この治安維持法へのびりびりした恐怖の根性を引出して日に干してよく
殺菌しなければなにかおじおじしたものになってしまう。 また文学戦線の問題も歴史....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ながら、あなたの血便はどうなっただろうと考えて居ります。アドソルビンという腸内の
殺菌吸着剤が三共にあるかしらとも考えて居ります。こうやっていてさえも、だるいのに....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
に酸化力が強く、黴菌類はこれに遇えば皆死んでしまう。この性質を利用して飲料水等の
殺菌消毒をする法が近年欧洲諸国で行われている。オゾンを作るには交番電流を特別な変....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
に縁がありますから飲用水と使用水に注意して食器や食物を洗うにも湯冷《ゆざ》ましの
殺菌水を使うようにしたいものです。何時《いつ》でも胃が悪くなると忽《たちま》ち食....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
く感じるのは青草を多く与えたのです。独逸《どいつ》なぞでは乾燥食料の牛乳で厳重に
殺菌したものでなければ決して小児に与えません。その点は厳重なものです。先ほども広....