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「殺虫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

殺虫の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
播州平野」より 著者:宮本百合子
の年は、丁度わるい時季に雨が続いて、その地方では、麦も馬鈴薯もひどく傷められた。殺虫剤を入れた噴霧器を裸の背中に背負った五兵衛が、納屋の格子へ立ちよって馬鈴薯の....
錯覚数題」より 著者:寺田寅彦
できない。それで本のほうは断念して、園芸好きのR研究所の門衛U君に教わって理研製殺虫剤ネオトンのやや濃度の大きい溶液で目的を達せられることを知った。園芸書の著者....
食道楽」より 著者:村井弦斎
肝臓《かんぞう》にもジストマが発生して危険な事もある。だから食物は五味を調和して殺虫剤を食べなければならん。フライの付け合せ物は梅干《うめぼし》の煮たのだが一つ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
ます。しかし夜でなければいけません。蚊も取れますし、外の虫も取れます。石油は強い殺虫剤です。下水や溝《どぶ》へ流しておくと孑孑《ぼうふら》が死にますから蚊が発生....
近頃感じたこと」より 著者:小川未明
もいられなくなって、害虫として駆除しにかゝったのです。 草花屋から、買ってきた殺虫液の効能書には、あり退治にもきくように記してあったが、なぜか、ありにはきくま....
冬のちょう」より 著者:小川未明
木をかわいがる人間は、そうはいわない。一|滴からだについたら、死んでしまうような殺虫剤で、朝から晩まで、ちょうの後を追いまわしたものだ。おまえのお母さんや、おま....
食道楽」より 著者:村井弦斎
す。松茸ばかりでありません、初茸でも何でも暫く塩水へ漬けておいてから料理するのは殺虫の功があります。それをよく洗って一旦《いったん》美味《おい》しく下煮をしてそ....