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「殿宇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

殿宇の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
カーライル博物館」より 著者:夏目漱石
ベーとセント・ポールズの高塔の頂《いただ》きのみ。その他|幻《まぼろし》のごとき殿宇《でんう》は煤《すす》を含む雲の影の去るに任せて隠見す。 「倫敦の方」とはす....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
と筋の火箭が飛び出して、むこう側の景徳廟の正殿の柱に立った。それから火を発して、殿宇も僧房もほとんど焼け尽くした。 九尾蛇 茅八という者が若いときに紙を....
三国志」より 著者:吉川英治
気に病んでいたりした。 ある時、側臣たちが、 「この洛陽の行宮も、もうずいぶん殿宇が古くなっていますから、自然|怪異のことが多うございます。居は気をかえると申....