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「殿廊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三国志」より 著者:吉川英治
董承は、恐懼して、身のおくところも知らなかった。 帝はやがて董承を伴って、殿廊を渡られ、御苑を逍遥して、なお、洛陽から長安、この許昌と、三度も都を遷したあ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
もう論外な暴としか言いようもない。宮を拉した武士たちの足音は遠ざかる雷鳴みたいに殿廊をつたわって消えて行った。 「…………」 始終の様子を、その物音の遠くにな....