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「母の日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

母の日の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鬼畜の言葉」より 著者:宮本百合子
メーデーからはじまって、五月は国民一般の祝日の多い月だった。憲法記念祭、子供の日、母の日。どれをとっても、それぞれに新しい日本に生きるよろこびとはげましと慰藉とを....
菜穂子」より 著者:堀辰雄
上半身を支えていたが、その両手に急に力がなくなって…… 菜穂子の追記 此処で、母の日記は中絶している。その日記の一番終りに記されてある或秋の日の小さな出来事が....
楡の家」より 著者:堀辰雄
いたが、その両手に急に力がなくなって…… 菜穂子の追記 此処《ここ》で、母の日記は中絶している。その日記の一番終りに記されてある或る秋の日の小さな出来事....
おとずれ」より 著者:国木田独歩
聞こゆる声はまさしく二郎が叔母なり、朝とく来たりて何事の相談ぞと耳そばだつれど叔母の日ごろの快活なるに似ず今朝は母もろともしめやかに物語して笑い声さえ雑えざるは....
あなたも私も」より 著者:久生十蘭
最後の日に、告解の意もあって、その事実を日記に書きつけて死んだ。愛一郎は、最近、母の日記を読み、死んだ妻にたいする父の美しい追憶を守るために、母が思いを残した手....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
呆れたということです。私はその話を聞いてほほえんだのでしたが、近頃|成尋阿闍梨の母の日記のことを佐佐木信綱大人の書かれたのに、その母性愛のことの記されてあるのを....
私本太平記」より 著者:吉川英治
こまって、ひれ伏したわしのあたまに、そのとき地蔵菩薩のおすがたがあった気がする。母の日ごろの信心がの。……肌はひそかなあぶら汗だったが、ありがたくおうけ申したわ....