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母斑
「母斑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
母斑の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「傷だらけの足」より 著者:宮本百合子
現する。(翼ある蛇) わたしたちは、ここにD・H・ローレンスという作家の秘密の
母斑を見る。彼は、人間性の課題としての性の解放を、上流の男女の冷淡で偽善的な情事....
「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」より 著者:宮本百合子
論議されたものである。わたしという一人の作家にふれる場合、見のがすことのできない
母斑のようにあつかわれても来ている。民主主義文学運動がはじまってから蔵原惟人、小....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
者へつれて行って貰います、私たち二人。多賀ちゃんのを念のために診て貰ったら先天性
母斑というのですって。ホクロとちがう由。それは放っておくと、いくらかずつ肥大する....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
工夫をこらしましょう。それでも宿は親切とあるから、まあいくらかましでしょう。あの
母斑は、やっぱりもっともっと大きくなる性質ですって。あとになると手術出来なくなる....