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母衣蚊帳
「母衣蚊帳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
母衣蚊帳の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海異記」より 著者:泉鏡花
うもんですか。」 「お浜ッ児にも内証だよ。」 と密と伸上ってまた縁側から納戸の
母衣蚊帳を差覗く。 「嬰児が、何を知ってさ。」 「それでも夢に見て魘されら。」 ....
「裸木」より 著者:豊島与志雄
で、彼は敏子の方へやっていった。彼女の側には、生れて百五十日ほどになる赤ん坊が、
母衣蚊帳の中にすやすや眠っていた。彼はその蚊帳の中へ、腹ん匍いになって頭だけをつ....