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毎分
「毎分〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
毎分の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あめんちあ」より 著者:富ノ沢麟太郎
ていた、このことが出来かねた。しかし彼は他の人人が毒薬や兇器で自殺したように毎秒
毎分、時という輪廓のないもので自殺していた。――否、自殺した。そうして彼のこの考....
「蒸発皿」より 著者:寺田寅彦
ために縦横無尽に射通されつつあるのは事実で、しかも一平方センチメートルごとに大約
毎分一個ぐらいの割合であるから、たとえば頭蓋骨だけでも
毎分二三百発、一昼夜にすれ....
「記録狂時代」より 著者:寺田寅彦
レコードとしては、アメリカのコーラスガールで、接吻の際における心臓鼓動数の増加が
毎分十五という数字を得ているのがある。次点者は十三という数で惜敗したそうである。....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
釣竿の方が……」とか思いもかけぬ訊問の奇襲にあうによって、コン吉の市中の散歩は、
毎分毎秒、さながら薄氷を踏む思い。 今日この茶会《ティ・パアティ》で「西洋蘆《....
「かもめ」より 著者:神西清
君の手紙や写真を破いてしまった。それでいて、僕の心は永久に君と結びついていると、
毎分毎秒、意識していました。あなたへの恋が冷めるなんて、僕にはできないことだ、ニ....