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「毎号〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

毎号の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私の個人主義」より 著者:夏目漱石
ほかに途はないのです。しかもそうした取消を申し込んだ「日本及び日本人」の一部では毎号私の悪口を書いている人があるのだからなおのこと人を驚ろかせるのです。私は直接....
三四郎」より 著者:夏目漱石
だん聞いてみると、与次郎は従来からこの雑誌に関係があって、ひまさえあればほとんど毎号筆を執っているが、その代り雅名も毎号変えるから、二、三の同人のほか、だれも知....
思い出の記」より 著者:小泉節子
どと常談云いながら私に聞かせました。どなたが送って下さいましたか『ホトトギス』を毎号頂いて居りました。 奈良漬の事をよく『由良』と申しました。これは二十四年の....
読書法」より 著者:戸坂潤
物論研究』である。実は之は私たちの提案によるのだ。まず評論される本の数を、毎月(毎号)相当多数に維持することが、最も実質的なやり方だと吾々は考えた。少なくとも十....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
すなわち去年の一月に、僕はまたこんどは月刊の『労働運動』を始めた。そしてほとんど毎号、その頃になってようやく知れて来たロシアの共産党政府の無政府主義者やサンジカ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
、今般それを一冊子として岡村書店より発行せらるることとなったのである。 二 誌の毎号の発行に当り、余は記憶に捜って話しつつ筆記してもらい、それをいささか修正した....
獄中消息」より 著者:大杉栄
。そして幽月などの新婦人連に大いに助力して貰うのだね。また、秋水にもこんどは是非毎号筆を執って貰いたい。科学の話などはお得意のものだろう。 なお、いろいろ言い....
久坂葉子の誕生と死亡」より 著者:久坂葉子
なれるものじゃないと思っていたからだ。けれど嬉しかったに違いない。その後、私は、毎号小説を発表した。その年の暮、私は、はじめて、久坂葉子さんと、新聞記者から電話....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
て新聞では『読売』、雑誌では『国民之友』を読むことにした。新聞はとにかく、雑誌を毎号手にするということはこれがはじめてである。明治二十三年の新年からであった。『....
桜花を詠める句」より 著者:杉田久女
ぬ多忙と浅学、専門的に系統だった研究考察は到底覚束ないが、ただ古今の句を比較して毎号素人らしい研究をつづけて見たく思っている。 他日何人かの女流俳句研究の資料....
学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
して農事知識を普及せしめんがため農務省の発行する農業時報の農民に利用せらるるもの毎号一百万部と称す。余は当初そのあるいは少しく誇張に失せざるやを疑いしが今にして....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
次第に候。もっともこれには色々な事情も可有之、また御陳述の如く期日の後れたるため毎号改良の点も可有之とは存じ候えども、門外漢より無遠慮に評し候えば頗る無責任なる....
科学的研究と探偵小説」より 著者:小酒井不木
を掲げて、読者に考えてもらうようにしたいことである。紐育の週刊の探偵小説雑誌には毎号この種の興味ある考え問題、たとえば暗号などを掲げて読者を考えさせ、その解答が....
三八九雑記」より 著者:種田山頭火
考えた。そして書中に、朱鱗洞葉平の名を見出して、懐旧の情を新たにした。 『松』を毎号贈って下さる浜松の同人諸君に感謝する。同時に『紅』『リンゴ』『一茶』等の同人....
少年の食物」より 著者:木村荘八
こんな事をかいたら、兄キはいやがるだろう。僕には只忘れられぬことである。 私は毎号出る度毎に『少年世界』と、たしか『少年』もその頃発刊されたと思う、それと、小....