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毎回
「毎回〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
毎回の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「記録狂時代」より 著者:寺田寅彦
、パリのムシウ・シエールである。この人は一年間に宴会に出席すること四百回、しかも
毎回欠かさずに卓上演説をしてのけたそうである。わが国でも実業家政治家の中には人と....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
なのかしら」 牛丸少年は、ため息をついた。 その後も、牛丸はしんぼうづよく、
毎回小竹さんに話しかけた。だが小竹さんの態度は同じことであった。 ところが、そ....
「金属人間」より 著者:海野十三
か。それは、とにかく事実一等にあたって二十万円とか百万円とかの賞金をつかむ人が、
毎回十人とか二十人とか、ちゃんと実在《じつざい》するので、自分もそのひとりになれ....
「戦時旅行鞄」より 著者:海野十三
は、発明されて世の中に出る毎に、何かしら恐ろしき騒ぎをひきおこし、気の弱い連中を
毎回気絶させている次第であった。 中でも、かの依存梟雄の醤買石委員長は、同じ民....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
まで、いろ/\とお話し申し上げることになりました。私は王に何回もお目にかゝって、
毎回数時間、この話をお聞かせしたのですが、王はいつも非常に熱心に聞いてくださいま....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
た。この朝の静坐が済んでから、毎週二回、我が中村屋でも第二の会が催され、ここにも
毎回十数人の人々が集まり、約十年ほども引きつづき行われたのであるが、惜しいかな、....
「白髪鬼」より 著者:岡本綺堂
ると、わたしも少し考えさせられましたよ。実は今まで郷里の方に対して、受験の成績は
毎回報告していましたが、髪の白い女のことなぞはいっさい秘密にしていました。そんな....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
とをきくわけであった。そして式がすむとすぐ帰ってしまうのだから、何がおもしろくて
毎回わざわざ顔を見せるのか、次郎にはわけがわからなかった。世間には来賓祝辞を所望....
「丸の内」より 著者:高浜虚子
美しい建築と、大がかりの舞台装置とは人目をひいた。 爾来毎月案内を受けて、殆ど
毎回のように私はこの帝劇を見物している。そうして梅幸や宗十郎などが漸く老いて、そ....
「妖怪学」より 著者:井上円了
きにあらず。心臓は絶えず伸縮して血液を輸送すといえども、その収縮と伸張との間に、
毎回少時の休息あり。これを積算すれば、一昼夜二十四時間内に、六時間休息するの割合....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
その頃の興行者はたとい自分がその劇場の持主の名儀になっていても、自分の資金で
毎回興行しているのは甚だ稀れで、大抵は他から資金の融通を仰いで、どうにか興行をつ....
「久保田米斎君の思い出」より 著者:岡本綺堂
、米斎君に御願いして、多少道具の恰好を変えていただくことがある。衣裳なんぞは大概
毎回変っています。時によって舞台装置と、衣裳や鬘を別々の方に願うこともありますが....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
しとの疑いを抱かしむ。これ、その第二原因なり。第三の原因は、人毎日曜に寺に詣して
毎回同じようなる説教を聴き、一週一日の貴重の休暇を犠牲にするは、あるいは野外に歩....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
た驚かざるを得ず。船内は粗大にして清美を欠く。わが日光丸とは雲泥の差あり。食事は
毎回二、三品に過ぎず、一品を幾回重ぬるも任意なり。茶は朝食のときを限りとし、その....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
より市村家橘改名して、十五代目市村羽左衛門となる。 ○近来、川上その他の新派劇は
毎回大入りを占めて連戦連勝の勢いを示し、団菊の両名優をうしないたる歌舞伎劇はとか....