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毎春
「毎春〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
毎春の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
置き、以て竜種を求め、効なくしてやむ〉。五九巻に、〈陝西《せんせい》竜泉、相伝う
毎春夜牝馬を放ち、この泉水を飲ましめ自ずから能く懐孕《かいよう》す、駒生まれて毛....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
昇ったと。わが邦でも熊野地方で古来牛を神物とし藤白王子以南は牛を放ち飼いにした。
毎春猴舞わし来れば猴を神官に装い、牛舎の前で祈祷の真似せしめまた舞わせた。和深村....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
やしな》う第一法」と。 第二十五章 理想と実現 幼少時代の理想の回顧《かいこ》
毎春《まいはる》年の改まったについて、年ごとに起こる感じが再び湧《わ》き出《い》....
「寒桜の話」より 著者:牧野富太郎
ずに生長しつつあるとすれば、今日ではもはや花が咲かねばならぬのだが、それが果して
毎春咲きつつあるや否や、見きわめたいものである。もし幸いにその樹が枯れずにあって....
「土田さんの芸術」より 著者:上村松園
土田さんの作品で一番古く記憶にはっきり残っているのは、まだ文展の開かれない前、
毎春京都で開かれた美術協会の展覧会に出された〈罰〉という絵だ。田舎の小学校の教室....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
木の下に入れてやる必要がある。その費用も著しいものである。特に同じことを永久的に
毎春やるという点を考えて見る必要がある。この問題なども科学的に考えて見れば、必ず....