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「毎歳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

毎歳の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
のごとし、能く猛獣虎狼を搏逐す、妖災群悪をして、害為す能わざらしむ、(中略)今人毎歳元日、あるいは木を刻み金を鋳す、あるいは図を画きて鶏|※上《ゆうじょう》に為....
十二支考」より 著者:南方熊楠
り。この国の先王がいかめしく立てたので霊神警衛し聖賢遊息した。仏滅より千年のうち毎歳千の凡夫僧ありてこの寺に籠《こも》り、終りて皆羅漢果を証し、神通力もて空を凌....
十二支考」より 著者:南方熊楠
じた。こんなに考えると子年だから鼠の話を書くなど誠に気の利かぬ咄《はな》しだが、毎歳やって来たこと故書き続ける。大正十一年出板、永尾竜造君の『支那民俗誌』上に一....
上野」より 著者:永井荷風
シ。其ノ単弁淡紅ニシテ彼岸桜ト称スル者最多シ。古又嘗テ吉野山ノ種ヲ移植スト云フ。毎歳立春ノ後五六旬ヲ開花ノ候トナス。」としてある。そして桜花満開の時の光景を叙し....
周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
ると、 古来山姥此の穴に住し、諸器物の所蔵豊かなりしかば、石城神社祭典の際には、毎歳祭典の器具を山姥より借り受くるを例としたり。而して之を借り受くるには、紙片に....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
四名の暦官を置いてある。その四名の者が白い石や黒い石や棒切や貝殻でもって勘定して毎歳|暦をこしらえ出すのですが、大抵四名とも少しずつは違って居るそうです。そのう....
三国志」より 著者:吉川英治
たことはいうまでもない。 かかるうちにその年も暮れた。そして正月十五日の夜は、毎歳、上元の佳節として、洛中の全戸は、紅い燈籠や青い燈を張りつらね、老人も童児も....