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毒念
「毒念〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
毒念の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ったのは事実だった。
「なるほど、明白にディグスビイの告白だが、これほど怖ろしい
毒念があるだろうか」検事は思いなし声を慄わせて、法水を見た。「たしかに文中にある....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
ことは、もう今からその顔色でちゃんと読めるのだ。そこで、おれの心の中にはまたもや
毒念が湧き返って、卑劣きわまる、豚か商人のような一幕が演じてみたくなったのだ。つ....
「三階の家」より 著者:室生犀星
なしに「ではお暇しますわ、お邪魔でございましょうし……」 しかし女の顔には別に
毒念のない、平淡さがあった。 「そしてお前はどこへ行くのだ、いまから一人で……」....