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「毒筆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

毒筆の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
樋口一葉」より 著者:長谷川時雨
やうの細くすずしきにて、事理明白にものがたる。かつて浪六がいひつるごとく、かれは毒筆のみならず、誠に毒心を包蔵せるのなりといひしは実に当れる詞《ことば》なるべし....
女大学評論」より 著者:福沢諭吉
義あり。男子が醜悪を犯しながら其罪を妻に分つとは陰険も亦《また》甚だし。女大学の毒筆|与《あずか》りて力ありと言う可し。第三婬乱なれば去ると言う。我日本国に於て....
申訳」より 著者:永井荷風
し始めた。僕の記憶する所では、新聞紙には、二六、国民、毎夕、中央、東京日日の諸紙毒筆を振うこと最甚しく、雑誌にはササメキと呼ぶもの、及び文芸春秋と称するもの抔《....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
あいつ、ほんまに、しょうべんをしよった」と名古屋の海潮音氏が、紙面の海潮音の欄で毒筆をふるわないうち、先にこっちで書いておく。 第一夜。松阪泊り。 三井八郎....